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保護の少女、警察にSOS10回…宮城3人殺傷(読売新聞)

 被害届を出す直前の惨劇だった――。宮城県石巻市で10日早朝、2人が刺殺されるなどし、同市の解体工の少年(18)らが、元交際相手の南部沙耶さん(18)を連れ去った事件。約6時間の逃走の末、少年は逮捕され、沙耶さんは無事保護された。

 少年の暴力に対し、連れ去られた沙耶さんは警察に何度も相談を寄せており、事件当日には傷害の被害届を提出することにしていた。

 友人らによると、少年と沙耶さんは、交際して子供を授かった頃は順調だったという。沙耶さんと少年が一緒に開設したと見られるインターネット上のプロフ(昨年2月18日更新)では、「自慢なこと」として2人が真っ先に挙げたのは「2人の愛の結晶がお腹(なか)に居ること」。将来の夢は「幸せな仲良しな家庭になるように努力する」などと書き込んでいる。少年は沙耶さんのことを「本気で好きだし、ずっと守っていきたい」とし、沙耶さんも「沙耶はずっと(少年に)ついていくから永遠に一緒に居て下さい」と書いてある。

 2人の仲が急速に悪化したのは、昨年10月の出産前後とみられる。

 石巻署で10日夜、記者会見した県警刑事部の阿部信三郎部長の説明などによると、沙耶さんと少年は一緒に生活していたこともあり、1年以上前から「交際」と「別れ」を繰り返していた。

 昨年2月からこれまでに、沙耶さんや家族は同署に7回、相談に訪れていた。相談は電話を含めて約10回に上り、同署に「少年から暴力を振るわれた」などと話していたという。事件前日の9日夜には、「少年が家に来ている」と110番する騒ぎになり、署員が家に出向いたが、少年は既に立ち去った後だった。

 沙耶さんはその後、同署を訪れ、顔を殴られるなどした傷害の被害届を10日に出すと伝えていた。しかしその当日の朝、死傷した3人と沙耶さんの4人が南部さん宅の2階東側の8畳間に寝ていたところ、同日午前6時40分頃、少年が無職少年(17)と侵入し、惨劇に見舞われたとみられる。県警は、少年と沙耶さんの交際をめぐるトラブルが原因とみて調べており、阿部部長は「(警察の)対応は不適切ではなかったと考えている」と語った。

 少年は逃げた後、車で数か所に立ち寄り、最後は市内の友人宅を出たところで逮捕された。

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by b6uicqt1y5 | 2010-02-18 10:25
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